不動産仲介業におけるWebマーケティングの常識を知りたい

はい、知りたいのであって教えることはできません。檜山です。
チラ裏の予感がしますがスタート。

アマゾンにせよ楽天にせよ、最近のECサイトは本当に良くできています。
商品の詳細ページを見ただけで、履歴は残るわ関連商品を奨められるわでうっかりすると購入ボタンを押してしまうので非常に危険です。
この手のサイトは、いかに手軽に、いかに早く購入の決断をさせるかがキモだと言えます。
これという商品に、数クリックで辿り着ける工夫が随所にされています。
定期的にメールが来るのも効果的ですね。配信拒否していなければですが。

が、不動産はどうでしょう。
情報量が多いほど面倒ではありますね。
全国の物件を網羅するポータルのトップページを開くと、まず地方を選んで、それから地域で探すか沿線で探すかを選んで、駅で絞り込んで、家賃や間取りのチェックを入れて…と、あんまり気軽に物件情報の詳細まで辿り着けません。
しかも、サイト上で決裁までできるわけではなく、最終アクションが大体は「問い合わせ」ですね。そこから担当者とのやり取りが始まって、来店して内見して審査して書類を作って…となるわけです。

では、不動産サイトのこの面倒さ加減が「間違っているか」というとそうではないと思います。
引っ越しなんて一生のうちに何度もやるわけではないですし、マンションや一戸建の購入にいたっては一生に一度あるかないかです。
アマゾンでCD1枚買うよりも、遥かに慎重な世界です。
ユーザー視点で考えてみると、あくまで自分ならばですが、あんまり簡単にこれという物件に辿り着いても、「まだいいのがあるかも?」と続けて探すだろうと思います。
実際、当社のサイトからお問い合わせ頂いたお客様のアクセスログを拝見しても、中には数ページをご覧頂いただけでお問い合わせ頂くケースもありますが、ほとんどは数週間〜数ヶ月前の初回アクセスから数十ページの閲覧の後にお問い合わせ、その後も物件検索を続行されています。

インターネットで物件検索というのは、ここ数年でようやく定着してきたやり方です。
それ自体の歴史が浅い上に、全体的に見ても購入活動(と言っていいのかどうか)が少ないので、ノウハウの蓄積がまだ足りない感じもします。
目新しい切り口がうまくいったかというと、先日のユナイテッドルームズの倒産もあり、まだまだ厳しいのかなとも思います。

SEO関連の業者さんの営業がよく来ますが、大体がこの不動産業の特殊な事情を理解されていないように思えます。

まあ要するに不動産サイトで検索するユーザーの最大公約数的な感覚をつかみたいという話なんですが、事例が少ないのでなんともいえないという結論ですね。
やはりチラ裏になったので退散します。
[PR]

by tnet_hinokiyama | 2007-10-15 16:13 | インターネット